音読はおもしろい
本田健さんの「ユダヤ人大富豪の教えIII」という本があります。この本は「人間関係のマトリックス」という人間関係の力学を学ぶ、その読み解き方がベースになった物語で、何度読んでもあらたな発見のある良書だと思います。
私も、何度も読んでおり、最近は彼のオンラインサロンで出会った方達と、平日の夜に「音読」という小学生以来の読書会をしているのですが、これがなかなどうして・・面白いのです!
本というは、大抵は黙読しますよね。すると、自分の都合のいい読み方をするのは当然のこと、関心の薄い部分はスルーしてしまいがち。ところが、音読で、しかも数人で交替しながら読むと、あれ、こんなこと書いていたっけ?とか、登場人物のイメージが黙読よりグンとわきやすいのです。一つには、黙読よりスピードがゆっくりだから、というのもあるかもしれません。
昔から、朗読劇や、たまにラジオドラマを聞くと、想像力がかき立てられて好きでした。その感覚を思い出している感じです。
そして、この読書会によって、これまでに参加した心理学セミナーや自ら実験台になりながら学ぶワークショップなどで得たことが、より深く腑に落ちるのはもちろんのこと、当時から今まで心の奥底に疑問符として残っていた言葉やシチュエーション、疑問と疑問のつながり、要は私にとって宿題のような、課題のような疑問や言葉が思い出されて、答えが見えて、ようやく当時の宿題の答えがわかったような、音読による不思議な効果を味わっています。
長い時間を経て、ようやく解けた課題
そして、ゆっくり押し寄せる波のような深い感動
10年以上前に感じた疑問符がスルスルととけて、あゝこういうことだったのね!!と、読書会終了後に、一人で感動しています。でも、抑えきれないから、眠たがる家族を追いかけて話を聞いてもらうのですけど(笑)
斎藤孝先生が、ずっと前に「声に出して読みたい日本語」など、言葉を声に出す大切さを伝えられていましたが、本を声に出して読むって、想像以上に理解力の深まる面白い学び方なのかもしれませんね。