母の日によせて

毎年恒例の5月第2日曜の「母の日」、毎回何かを贈りたくて、でも面倒臭くて迷います。だいたい、ものは持っているし好みもあるので本当に選ぶのが難しい。

母はお花が好きなのでお花を贈れば間違い無いのですが、それだと芸がない。贈り物に芸がいるのか、と自分で突っ込みつつ、やはり喜んでもらいたくて驚いてもらいたくて、悩むのです。

お花を贈るときは、母が普段、自分では買わないであろう珍しい花にします。それ以外だと、ブラウスなどの洋服や今年は「八女の急須」をプレゼントしました。

なぜに「急須」かというと、「福岡県茶業青年団」が2年余りかけて日常使いの急須を開発し、私も使ってみて、これはいいなぁと感心したからなのです。使いやすさとデザイン、使い心地のバランスのよさを練りに練って編み出されたシンプルなもの。華やかさはないけれど、これだったら握力の弱い母にもいいかも、と思い選びました。

喜んでくれたかどうかはさておき、悩むのも母が健やかに生きてくれているから。

成長期、幼い頃も、いろいろ母とは楽しい思い出だけではないけれど、「母業」も決して楽ではなかっただろうし、今は、よく育ててくれたな、と感謝しています。来年もお祝いできるといいな、と思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。