自分のために
今日はちょっと番外編のお話。
私のクライエントさんは、時間とお金をかけてご自分と向き合っていらっしゃるので、お互いの言葉に丁寧に向き合うのが自然な状態です。が、これが家族や近しい友人との会話になると話は別。意見がぶつかると「言葉のはじき返し」が起きたり、不毛な時間がかかってしまうこともあります。
そんな時、私は、自分がどうしたいのか自分中心に考えて発言するようにしています。というのも、どんなに私が相手のことを思いやっても、自分の意見がある限り、相手の意見に100%沿えるわけではありません。つまり、相手の100%満足なんて無理だからです。
お互いが、自分を犠牲にして本心を抑えては、どちらも本当の意味で満足できません。ぶつかり合いもない代わりに、二人から生まれる可能性のあるアイディアも生まれにくい状況になります。ぶつかり合いはドキドキする部分もありますが、お互いの自由のために、自分の満足を求めて正直に気持ちや意見を話すのは、お互いの本当の姿が見えなくなるより遥かに大切なことではないかと思います。
相手の胸を借りて、自分のために自分の意見を言う。これは、自分にしかできないことです。
普段、人に合わせがち譲りがちだなぁと思う人は、たまには、自分自身の新たな可能性のために本心を伝えてみると、二人にとって新たな発見につながるかもしせません。