贈られた命

昨秋のニュースで、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、私達の命は、選ばれて送り出されている発見がされました。
東北大学から発表された、その内容は「精子は助け合って卵子を目指す」という最新の研究発表です。

発表によると、これまでは精子たちは卵子を目指し競争して、勝った最強のものだけが命となる、と言われてきました。ところが、本当は逆で、卵子に辿り着くために精子たちは協調遊泳(助け合って動かなければ辿り着けない)し、そのうちの一つが命となるために、他の精子は道を開ける、ということがわかったのです。

なんて素晴らしい発見!
私達は生き残るために、競争原理で他人を蹴落としたり、最強のものだけが生き残るのではなく、本当は助け合い、生きるのにふさわしい誰かを選んで、仲間と協調して道を作り「今度は君の番だよ」と言われているような気がしたのです。

このコロナ禍の暗い世界を照らす光のような発見。
勝たなければ生き残れない、ではなく、助け合わなければ生き残れない、と教えられているように感じました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。